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映画 Archive
INCEPTION
- 2010-08-04 (水)
- 映画

★★★★
クリストファーノーランが温め続けた夢ネタ映画がついに実現。まるでイノセンスをノーランが実写化したかのような映画だ。
難解な題材をはるかに明快に描いてみせているのはこの監督の実力だろう。象徴的なキャスティングや“階層的”な舞台設定の演出も暗喩的で面白い。
「認識」というもののパラドックスを美しい映像で描き出そうとする行為は映像作家として極めて全うであり、全編通してそういう清さみたいなものが満ちている。
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Dr.パルナサスの鏡
- 2010-08-03 (火)
- 映画

★★★
久しぶりのテリーギリアムにしては結構甘めの世界観だったかな。
ヒースレジャーの姿が見られるだけで感動ものだが、
リリーコールとトムウェイツの存在感も素晴らしい。

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The Hangover
- 2010-08-03 (火)
- 映画

★★★★
日本では公開が決まらずネット署名運動まで起こった作品がついに公開。
あんなに最初から最後まで笑ったのは久しぶり。
エンディングの写真は最高!
そしたらなんと、この監督、最新作は
本作で美味しいところを全て持って行ったヒゲグラサンの彼と
ロバートダウニーJrで!
DUE DATE
http://duedatemovie.warnerbros.com/
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OUTRAGE
- 2010-07-13 (火)
- 映画


★★★★
任侠道における、所作、型、間、掛け合い、といった象徴的な要素は漫才や歌舞伎にも通ずる様式主義の乱射。
平面構図は浮世絵を彷彿とさせ、戦時中のプロパガンダポスターの軍隊のようでもある。
日本の伝統芸能・芸術を正しく継承した21世紀の日本映画。
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Ironman 2
- 2010-06-20 (日)
- 映画

★★★★
もちろん初日に!
スタークとヴァンコ、スタークとローズ、スタークとニックフューリー、スタークとハマー、ハマーとペッパー・ポッツ、スタークとハワード(父)、そしてスタークとペッパー・ポッツ、あらゆる「対立」の乱立が爽快に描かれる今回、これでもかと疾走しながら全ての凝りを溶解してゆく。
スターク最高!!!
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冷たい雨に撃て、約束の銃弾を
- 2010-06-07 (月)
- 映画

★★★
月と雨に銀色に輝く香港はまるでブレードランナーのように冷たい世界。
説明いらずのカッコよさと様式美でたたみかける。あの「自転車」のシーンを観るだけでもこの映画を観る価値がある。神演出。

そしてもう一つ。邦題のつけかたが本当に見事!レ・フレール!!
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マイマイ新子と千年の魔法
- 2010-06-05 (土)
- 映画

★★★★
随分前に観たんだけどようやくまとまった。
ドラマとしてはここ数年で一番ではないかと思うほど素晴らしい!
そしてとても暗示的だ。
カロリーヌリンクの傑作「点子ちゃんとアントン」を思い出した。
もちろん「点子」と「新子」という符号も。
「新子」。女の子の名前にはめずらしい「新」と女の子の名前にはありきたりの「子」。
つまり“どこにでもいそうな素朴な子”と“特別な子”のハイブリッドであり、
額の「マイマイ」があらわすように物語においてこの子は唯一の特別な存在だろう。
そして「物語そのものの擬人化」であると曲解するのは行きすぎだろうか。
だからこそタイトルに象徴的にその名が入っている。
点子ちゃんもそうだ。
大人になると名前はほぼ実体と同化してしまうけど、
子供にとっての名前はまだ「半熟状態の記号」に過ぎず、
その器のなかでゆらゆら揺らいでははみ出しているというわけだ。
もう一つ。
新子は物語における、きわめて「男性的な象徴」であり、
それに対し、新子に口説かれ、染められ、やがて母性に目覚め開花する貴伊子は「女性的象徴」の権化。
本当の主人公は“新子という「物語の妖精」に導かれて覚醒する貴伊子”であり
単に自分の存在を見いだすだけにとどまらず、千年をさかのぼり、
千代に八千代に「女の子的存在(≒自分)」を宇宙規模で全肯定してしまう。
中盤から二つに分かれてDNAのように2重螺旋状に展開してゆき結実するラストは
陰陽があらわすの太極宇宙そのものとして不可視で直接脳内に訪れる。
だから「何故だかわからないが胸一杯になりみんな泣いてしまう」のだ!(←極論)
これ、完全なる大人向けの映画ではないか。
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マイレージ、マイライフ(UP IN THE AIR)
- 2010-05-17 (月)
- 映画


★★★★
ジェイソンライトマン監督が撮った「湯豆腐」のような傑作。
刻んだ葱や茗荷の苦味や辛みとポン酢しょうゆの旨みと酸味が、豆腐の甘みを引き立て、芯まで温まる…そんな作品。

恋人役のヴェラ・ファミーガの演技が素晴らしい!!
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DISTRICT 9
- 2010-04-26 (月)
- 映画


★★★★
事件の対象を宇宙人に置き換えてしまうことでここまで面白おかしいエンターテイメントになってしまうということに気付いた時点でこの監督の勝利。
・ストーリーも仕掛もすべて古典的だが宇宙人と人間の立場が逆転している事で新鮮。
・人権問題や差別、民族対立といろいろ見いだせるけど、地球に降りた宇宙人が再び星へ還る「竹取物語」だとも言える。
・「未知との遭遇」から受け継がれる宇宙船を見上げる構図は、僕らにとってはア・バオア・クーっぽい。
・HALOを撮れなかったスタッフの怨念か、やたら銃撃戦。
・片手が異物化し特殊能力を得た男が軍とマスコミに追われたり、弾丸を静止したり、ビル街の引き絵で窓ガラス全壊とかある意味AKIRAの映像化。
・普段テレビで見ている事が映画で映像化される面白さ。前半「ニュース中継」から、後半「ゲーム」と化す。
ちなみに同監督による本作のリメイク元「alive in joburg」。こちらはさらに大友克洋風味。
それにしてもデイルイスの「NINE」、布人形の「9」そして「第9地区」と9ばっかりですねー。
全部バルト9でやればいいのに。
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「パンズ・ラビリンス」 Pan's Labyrinth
- 2010-03-30 (火)
- 映画

★★★★★
僕にとって、生涯ベスト10に入る作品でした。
戦争の悲惨さは「際限無く人が死ぬ」ということにあるけど、
さらに本質的には生きているも含めた全ての人の希望を奪うというのが戦争。
多くの童話やおとぎ話の影には深い闇と背景があり、だからこそ魅惑的で禍々しい。

スペイン内線下。夢も希望も奪われた世界で一人の少女は自ら妖精たちが誘う世界へ導かれて行く。

何より素晴らしいのはおぞましくも美しいギレルモ・デルトロ監督のファンタジックな世界と
残酷な戦争の真実という対比を徹底して描いていること。これは「絶望と希望の対比」であり、
「大人と子供の対比」。「(平穏な)現在と当時」、「独裁政権」と「民主政権」の対比も意図しているんだろう。

そして「夢と希望がなければ子供は死ぬ」ということを明確に描いていること。

少女の美しいモノローグであり、想像力に満ちた“極めて高質な※1”ファンタジー。
そして戦争犠牲者達への偉大なるレクイエム。
こんなに美しく切ない映画はそうそう無いと感じた。

※1
世間に氾濫する巨大さとCGと中身のない物真似の寄せ集めで作った“ファンタジーもどき”
などとは一線を画す、真のファンタジー。
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SHERLOCK HOLMES
- 2010-03-17 (水)
- 映画

★★★
ガイ・リッチーが100億かけてダウニーJr×ジュード・ロウでシャーロックホームズ同人BL映画を創った!
個人的には格闘シーンで揺らぎのあるスローと、無音で金属音だけが聞こえるとか、薬物依存のホームズにあやかったようなマニアックな演出や執拗な爆発シーンがツボでした。ガイ・リッチー面白い。
次回作ではモリアーティ教授にブラッド・ピットをオファーとの噂が。
三角関係必至か。
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コララインとボタンの魔女
- 2010-03-15 (月)
- 映画
★★★★
ヒューゴー賞を獲った児童文学を「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」スタッフが映像化。
ここ最近で一番美しく驚くべき映像です。ストップモーションアニメに3Dは合いますね、これは3Dで見るべき!


同時に少女の爽快な冒険ファンタジーという器に入った、痛烈で切実なディスコミュニケーションに対する警告でもある。親が子供をおざなりにすることは見殺しにすることに等しいとほのめかしてすらいる。
垣間見える「残酷な真実」の気配にも大人は気付かなければならない。

ちなみにコララインの声をあてたダコタファニングもお見事。
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HURT LOCKER
- 2010-03-15 (月)
- 映画

★★★
キャスリン・ビグローはまさしく「Man of the men.」だ。
オスカー主要部門ではアバターを悉く出し抜いて本当に安心したが、
この作品が6部門も独占したこともいかにもアメリカらしい過剰反応だと感じさせる。
この映画は本当に質の高い戦争映画だが、厳密には最後まで一切の戦争批判をしていない。
しかし生々しく描かれたと思われる現地の実体には戦争部外者である観客の誰もが息を呑むだろう。
そしてもうひとつ。爆弾処理班なんて最悪だと承知だが、見ていると自分も防護服を着て歩いてみたいとすら思ってしまう。そんな熱と空恐ろしさを等分で残し突き抜けてゆく快作。
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BAD LIEUTENANT
- 2010-03-05 (金)
- 映画

「魂の自由を信じる、俺って人間のシンボルだ」
(デヴィッド・リンチ監督 "ワイルドアットハート"より)
★★★★
僕の生涯ベスト作品のひとつ「ワイルドアットハート」のニコラス・ケイジは、
その後の僕にとっての“かっこいい男像”に多大な影響を与えた!
そしてヘルツォーク監督による「バッドルーテナント」で
極めてクレイジーで愛おしいあのニコラスケイジが久しぶりに帰って来た!
“人間社会”においては純粋な“本能”など常に抑圧された水槽の中だ。
チリの震災でも略奪が横行しているという。社会の崩壊は野生の解放に他ならない。
ハリケーン・カトリーナ以降のニューオリンズを舞台にろくでなし刑事が傷ついた社会を救う!
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リベリオン〜反逆者
- 2010-03-01 (月)
- 映画

★★
一部ランキングで評価が割と高く気になったので見てみました。クリスチャンベイル主演。細かいつっこみどころは満載(あきらかに予算や時間の都合のような点も)ですが、それはさておきサラッと楽しむべきビジュアル系の作品。「ガンカタ」というオリジナルの武術概念などなかなか憎めない。ラストのまるで三島のようなコスプレで日本刀を振り回すシーンや銃のマズルフラッシュが劇中の独裁政権の鍵十字シンボルの形だったり萌えるポイントも多い。

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Full Metal Jacket
- 2010-02-23 (火)
- 映画

★★★
昔、断片的に見ていたけど改めてちゃんと観たいと思っていた。
以前見た時は前半の海兵隊の訓練が強烈な印象を残していたが、改めて観た今は後半の実戦シーンに引き込まれた。極めて事務的に(そう毎日サラリーマンが出勤して仕事をするかのように)行われていく戦争というものに心底「なるほど」と思ってしまった空恐ろしさ!!
ところで最近「毎日映画見てるな」と思われてしまいそうですが、まとめて見たのを小出しに書いているだけです…もったいぶって…。
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Barry Lyndon
- 2010-02-22 (月)
- 映画
★★★★
キューブリックが16世紀を再現するために超高感度カメラを開発してまで撮った3時間超の大作。
ほぼ全編、太陽光と蝋燭の光のみで撮影されているのは有名です。
バリーリンドンという一人の男の人生を通じて、人間の野望と悲哀を淡々とシニカルに描く。
とにかく全てのシーンがまさしく絵画のように美しい!


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グエムル-漢江の怪物-
- 2010-02-18 (木)
- 映画

★★★★
かねてから評価の高いポン・ジュノ作品。初めて観ました。
パトレイバーの劇場版WXIIIのぱくりというdisも多いみたい(たしかに似てる)ですが、作品として軽妙な出来で予算もたいして無いだろうにまあ上手に撮ってるなあ、と感心。米軍に対する強い風刺と日本の特撮をはじめ様々な映画に対するオマージュとおぼしき描写。何よりドラマの演出力と匙加減、特有のユーモアは絶妙。矢を放ち振り返るペ・ドゥナがM.F.C(My Favorite Cut)
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The Lovely Bones
- 2010-02-12 (金)
- 映画

★★★
ラブリーボーン観ました!めくるめくイマジネーションと見事な編集はピータージャクソンの真骨頂。日本人には馴染みづらいテーマだし、宣伝も微妙(というか難しいので仕方ない)、キャストにもスター不在なので日本ではコケ気味ですが…。主役の少女シアーシャ・ローナンの輝くような魅力だけでも見に行く価値はあると思う。
憎しみや報復はさらなる悲しみや過ちしか生まず、人が人を完全に裁くことは出来ない。悪には必ず報いが下り、たとえ心を失おうとも前に進むことで必ず希望の光は射す…そういった生というものの本質をやさしく慎重に描き出した意欲作。
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Manderlay
- 2010-02-09 (火)
- 映画

★★★★
ラース・フォン・トリアー監督の「マンダレイ」を見ました。「アメリカ合衆国 - 機会の土地」三部作の2作目。前作ドッグヴィルが大好きなのでずっと見たかったのですが、ようやく。前作に続き、床に線と説明を描いた舞台で演じられる手法で撮られ、これはおそらく一部リアリティを欠落させることで、観ている人の感情移入を妨げ客観的に物語を捉えるような狙いだろう。
今回は奴隷制度の残る土地を舞台に自由主義や平等を強要する事や集団の愚かさ、滑稽さが描かれる。
同時に「ブッシュ政権に代表されるイスラム地域への身勝手な介入」を痛烈に風刺しており、マフィアのボス(ウィレム・デフォー!)の一人娘、主人公グレースに「強者が良かれと思って行使する浅はかな自由の押しつけ」が象徴されているのが非常に面白い。

今回グレース役を引き継いだ(前作はニコール・キッドマン)ブライス・ダラス・ハワード(ヴィレッジ、レディ・イン・ザ・ウォーターの娘)は強気な中に幼さも残り役にぴったり。
立派な名前だと思ったらロン・ハワードの娘だそうです。
ちなみに、トリアーのアメリカ三部作の最終章「Wasington」は無期限延期となったそうです。何故!!
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PARANORMAL ACTIVITY
- 2010-02-05 (金)
- 映画

★★
135万円という超低予算、監督自宅で撮影、役者は友人で。
モキュメンタリー(Mockumentary)というのは単に手法に過ぎず、
限定された条件下でいかに人を惹きつける映像を撮るかというのはこの監督の力量そのもの。
若き日のスピルバーグが撮った「激突!」を彷彿とさせる。
実際には複数用意されていたという他の結末も是非観たい。
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宇宙戦争
- 2010-02-02 (火)
- 映画
★★★
トム兄最高!

久々にスピルバーグの演出力を見せつけられた作品。「日本の怪獣映画に敬意を表して」と言っているそうですが、随所にそれを彷彿とさせるカットも多い。CG満載の映像作品ですが、とてもシンプルな手法と工夫で「ディザスターってのはこう撮るんだよ」と言わんばかりの模範的な演出は流石(冒頭僅かで登場人物の背景を伝えるなどは匠の技)。とくに今回は窓や鏡を多様していて面白い。割れたガラス越しのカットが何度も出てきたのが気になったので確認してみたらこんなに!

稲妻のスロー画像も楽しい!

ちなみにエンドクレジットにセーラームーンが出てますが観た後そのカットを探すのも一興。
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トゥモロー・ワールド(CHILDREN OF MEN)
- 2010-02-02 (火)
- 映画

★★★★★
埋もれた傑作!!!
「トゥモローワールド」という邦題がひどいのです。原題は「CHILDREN OF MEN」。
圧巻の長回し映像。実際には複雑な撮影を綿密に繰り返し、このために開発した編集ツールで作り上げた映像というからさらに驚く。とにかく中盤の主人公達が襲撃されるシーンとラスト10分近いワンカットの戦闘シーンは間違いなく映画史に残る映像です。
今どきの映画に多用されるクローズアップや無闇なカットをほとんどしておらず、背景の窓の外に見える世界も抜け目なく(というかむしろ執拗に)演出し、圧倒的なリアリティと臨場感で観る者を作品世界に引き込む。特にバスの窓から見える景色はとても重要。中盤何気なく窓の外に見える軍のヘリやラストで上空を過ぎる戦闘機など心憎い。
最後にもう一つ、全編通して光の演出が素晴らしい、随所で象徴的に使われる日光の演出には感動してしまう。
観ていない方は是非とも観て欲しい作品です。
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ゼロ年代見逃し作品
- 2010-01-24 (日)
- 映画
様々なゼロ年代ベストが発表される中、多くの作品を見逃している事も明るみに。ということで時間のあるときに見逃し作品を観ています。

「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」
★★★★
観た人は「傑作だ!観ろ!!」と豪語する作品をようやく。
傑作でした。脚本といい、絶妙なテーマと演出も秀逸。
子供向けのクレしんでそこまでやるのは…と思ったのは大いなる勘違いでした。
クレしんの劇場作品は子供向けなのではなく、親子向けなのだ。
親たちに希望と真理を半ばゲリラ的に伝えた偉大なるテロル!

「ウォーリー/WALL・E」
★★★★
ストーリーやテーマ云々ではなく、終始楽しくて仕方がなかった。
「パクリ」ばかりだという意見も多かったようですが、
名作への敬意に満ちたオマージュも満載。なぜそう感じられないのか?
好みと偏見だけで糾弾する評論家様のセンスを疑う。
汚れを掃除して回るモーが好きです。
さあまだまだあるなあ。
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UP , AVATAR
- 2010-01-06 (水)
- 映画
年末に観た2作品。

カールじいさんの空飛ぶ家 ★★★★
想像をはるかに上回る快作でした。いま誰にでも絶対見た方が良いと推薦できる作品。
特によく練られた脚本は素晴らしい。出来るだけ多くの人に観て欲しい!
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アバター ★★
今季最大の大作。200億円とも言われる費用を投じて作られた映像はそれなりに見る価値はある。
CGで描かれた自然がたとえば「EARTH」のような現実の美しい自然の映像に勝るかと言えばもちろん及びもしないが、そんな事を言うのは無粋の極み。むしろCGが苦手とするテーマにあえて挑んでいる姿勢とそれなりに成立しているといえる映像を評価すべき。所々「美しい」と感じてしまうようなシーンもあり、驚いた。
一切ひねりのない古典的な脚本と演出は映画をストーリーで観る人には極めて退屈かも知れない。おそらくジェームスキャメロンには複雑で奇想天外なストーリーを描く気は毛頭無い。タイタニックもそうであったように、徹底的なディテールと世界観を作り上げることで観客に迫ろうとする(特に今回はそれが顕著)。
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以下、個人的な所感を…
・なにはともあれ映像凄い。
・ほぼ侵略国家批判映画。文明否定&自然主義的で宮崎駿イズムが充満。
・青い人たちのモーションがややぎこちなく残念。
・青い人たちにどうしても感情移入しづらい。
・動物達と重機が盛り沢山で最高!!!ダグラム(太陽の牙)やザンジバル(ジオン艦)のようなものがたくさん出てきて楽しい。猛禽類も大好き。
・特に最後の空中大戦シーンは圧巻。ああいう映像はCGでなければ成しえない。
ヴィジュアル系なので観るならスクリーンで。
必ずしも3D上映である必要は無いかと。
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2000年代映画BEST10
- 2009-12-29 (火)
- 映画

破壊屋さんで「ゼロ年代ベスト映画の投票」やってます。
ここ10年の作品リストも見られるので、振り返る意味でもおもしろいです。
で、僕は何を選んだかというと…
1:マグノリア
2:点子ちゃんとアントン
3:ドッグヴィル
4:ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
5:EUREKA ユリイカ
6:ヴァージン スーサイズ
7:ドニー・ダーコ
8:ミスト
9:転校生 さよならあなた
10:サイン
まさかのマグノリア1位!あのラストが有名ですが、僕はオープニングが忘れられません。
かなり偏った作品揃いになったけど、選んでいったらこうなってしまったのだから仕方がない。やはり僕は際物が好きなんだなあ。
おそらく投票で1位になるのはダークナイトかグラントリノあたりだろうけど、個人的にはBEST10から漏れた(どちらも傑作だったけど)。あとパニックルームが危うくランクインしそうだったw
正月休みにミストの白黒版が見たい。
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INGLOURIOUS BASTERDS
- 2009-12-14 (月)
- 映画

★★★★
観てきました!最高でした。とにかく役者達が全員素晴らしい!美しい撮影と音楽も最高!必見です!
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ほりだしもの
- 2009-11-25 (水)
- 映画

近所にある知る人ぞしるというカルト系ビデオレンタル笹塚ピープル。今月末で閉店で放出セールをしているというので顔を出す。そこでゲットした万博の映画。その名も「日本万国博」。まだ途中までしか見ていないけど素晴らしい映像の嵐。万博ってまじで凄かったんですね。
この他にも掘り出し物ゲット。ピーターグリーナウェイ初期作品集なんてもはやどこでも手に入るまい。
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空気人形
- 2009-09-30 (水)
- 映画

★★★
「空気人形」を初日に。是枝監督がはじめて他者原作で撮ったという意欲作。
・ペドゥナがすばらしい。言葉の壁など気にもせず余裕すら感じさせる好演。これに尽きる。
・撮影。やりすぎずほどほどな色味がとても美しい、タイ人の撮影監督らしい。
・庵野的な絵。ラブ&ポップを彷彿。
是枝監督はメジャーでは数少ない作家性のある監督。頑張って欲しい。
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ディアドクターとか
- 2009-09-07 (月)
- 映画
最近観た物をいくつかまとめて。

ディアドクター。鶴瓶主演で話題の邦画です。ストーリーも役者も良かったですが、監督の西川美和さんの圧倒的な演出力に驚きました。自分で書いて撮れる。どんな役者も活かしてしまう。いまの日本の若手監督では抜きんでた大物だと思いました。

時計仕掛けのオレンジ。大昔に観ているけど改めて。キューブリック作品全般に言えることだけど、公開から数十年経つ今見た方がその洗練された映像と凝縮された内容に驚く。暴力と性的な描写に満ちたという印象が強いけど、実はさほど激しい描写は無く、終始、芸術的な構図と神憑りな演出に口が半開きになる。ナッドサット語を使いこなしてみたい。

博士の異常な愛情:または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか。
キューブリック続きで。以前から観たかったがようやく。この世で一番笑えない冗談に思わず笑ってしまう恐ろしさ。風刺満載の登場人物も最高、ラストは圧巻です。ちなみに美しい手描きタイポのオープニングタイトルはデザイナー必見。
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破
- 2009-06-29 (月)
- 映画

EVA:破。初日に新宿ミラノのレイトで観に行きました。
おおかたの予想をはるかにに凌駕する内容、驚異的な作画。なんというかもう修羅の領域。なによりテレビシリーズ放映時のような制作陣のキレキレ感とライブ感が凄い。最高でした。もっかいスクリーンでみたい。
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怪?
各地でオタマジャクシが降ったと話題になってますがなかなか原因がわからないんですね。
車の上に降ってくるなんてまさに「マグノリア」。
写真は笹塚のとあるバー。ビールがいろいろ。バーテンが文化の学生で僕もお世話になった先生の教え子だった!

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オブ・ザ・デッド
『ナイト・オブ・ザ・デイ・オブ・ザ・ドーン・オブ・ザ・サン・オブ・ザ・ブライド・オブ・ザ・リターン・オブ・ザ・リヴェンジ・オブ・ザ・テラー・オブ・ジ・アタック・オブ・ジ・イヴル、ミュータント、エイリアン、フレッシュ・イーティング、ヘルバウンド、ゾンビファイド・リヴィング・デッド・パート2: イン・ショッキング・2-D』[1](原題:Night of the Day of the Dawn of the Son of the Bride of the Return of the Revenge of the Terror of the Attack of the Evil, Mutant, Alien, Flesh Eating, Hellbound, Zombified Living Dead Part 2: In Shocking 2-D)はジェームズ・リフェルによる1991年のホラー・パロディ映画である。
ナイト・オブ・ザ・デイ・オブ・ザ…ショッキング・2-D - Wikipedia
「1968年のホラー映画の古典『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』にコメディータッチの音声を被せ、新たに映像を追加して作られた。当初はアメリカ合衆国のヴィデオ店500箇所で販売されたのみであったが、現在ではカルト映画の地位を得ている [2] 。題名は『邪悪な突然変異体にして異星人で肉食かつ地獄行きのゾンビ化した生ける屍の襲撃の恐怖の帰ってきた逆襲の花嫁の息子の夜明けの昼の夜パート2、衝撃の二次元作品』の意」だそうです。
ちょっと観てみたいです。
ナイト・オブ・ザ・バースデー・ダッド↓

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FROST×NIXON
- 2009-05-19 (火)
- 映画

フロスト×ニクソン。見たい作品だったので金曜日、レイトショーにかけこむ、最終日だったらしい。ニクソン大統領がウォーターゲートで辞任してから3年後、実際に放送され史上最高視聴率をとったと言われる伝説のインタビューを題材にした戯曲の映画化。脚本も演出も役者も絶妙。70年代の空気感といい、爽快な傑作です。DVDでもかまわないからこういう作品を多くの人に観て欲しい。
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ケイジ
- 2009-05-14 (木)
- 映画

バンコックデンジャラス。ニコラスケイジ扮する雇われ暗殺者がバンコクで奮闘。懐かしさとスタイリッシュが同居するストーリー。かつての日本を彷彿とさせるエネルギッシュなバンコクの街が新鮮です。
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BURN AFTER READING
- 2009-05-07 (木)
- 映画
「今まで築いてきたキャリアを崩壊させちゃう役だねw」
ブラッドピット

バーンアフターリーディング観ました。ブラピとクルーニー、オーシャンズ11なんかよりこっちのががぜん良いと思うなあ。さすがコーエン兄弟、至高のくだらなさ!
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GranTorino
- 2009-04-30 (木)
- 映画

昨晩、新宿ピカデリーにて。イーストウッドそのもののような静かなる傑作。描写と演出の巧さはまさしくLiving Legend。エンディングがとても美しかった。
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TROPIC THUNDER
本当に戦争を体験したわけではないのに、誰かが「戦争映画に出て、自分の人生が変わった」と言ったのを聞いた時、非常に滑稽に思えた。
ベン・スティラー
トロピック・サンダーを観ました。カメオ出演といいつつ全編で全開のトム兄はもちろんですが、ダウニーjrの「黒人になりきる白人俳優」ぶりがやばいです。しかもこの役でオスカーノミネートとはやはりアカデミー賞はすごい!!

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OKADAYA!!!

チョンジヒョン主演「ラストブラッド」の海外版ポスターに思いっきりオカダヤが映ってる!!!小雪はオニというよりどうみても雪女だね。
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WATCHMEN
- 2009-03-29 (日)
- 映画

「WATCHMEN」を初日に。かなり期待して観てしまいましたがまったく裏切らない内容。2時間43分という時間はいろんな意味で驚異的だとわかります。強烈にかっこいいオープニングから、最後まで本当によそ見する間の無いまま駆け抜ける。原作を知らなかった僕は手放しで衝撃を受けました。こんな漫画があったとは。原作も是非読みたい。
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待つ子
- 2009-03-28 (土)
- 映画

嫌われ松子の一生。夜テレビでやってたので。中島哲也監督の作品はじめて観ました。すごく巧いんですね。他の映画監督ぶってる人たちはこれを観て恥ずかしくならないのだろうか。特有の彩度のキツイ世界観が昭和の背景によくマッチしてました。
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HULK
- 2009-03-23 (月)
- 映画

インクレディブルハルクを観ました。米では公開は日本と逆でアイアンマンの後、MARVELアべンジャーズ五部作の第二作。アイアンマンの華やかさと比較してしまうとやや暗く味気ない印象はいなめないが、それはハルクというヒーローの特性上必然とも。エドワードノートンをキャスティングしたのもハルク変身時とのコントラストが効いてて秀逸。以下、箇条書きで。
・変身から戻った際、ズボンをおさえながら彷徨うエドワードノートンが素敵。
・ハルクに心拍数をコントロールする呼吸法をヒクソンが教えてた。
・リブタイラーは「可愛いな」という気持ちと「スティーブンタイラーに似ているな」という気持ちが同居してアンビバレント。
・トニースターク(ダウニーJr)の目力最高。
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罪とか罰とか

シネマライズにてケラリーノ・サンドロヴィッチ監督「罪とか罰とか」観ました。成海璃子は個性派俳優陣の中でも際だった演技の巧さ。申し分のない好演。奥菜恵もキレキレで良かった。

晴れたので、代々木公園≫andonand経由で劇場へ。ミスドグループが新境地を目指した“andonand”は案外大人っぽい味で新宿の某人気ドーナツ店なんかよりずっと美味しかった。
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changeling
- 2009-03-08 (日)
- 映画

金曜日満を持してChangelingを新宿ピカデリーで。予想はしていたけれど、いろんな意味で想像をはるかに上回る。これ実話って…。ジョリ姉の演技もお見事。クリント爺の匙加減も相変わらず絶妙。少々気になったのはこの子↑の行く末。
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SMS
- 2009-02-21 (土)
- 映画
少年メリケンサック。まー程よい感じで面白かったっす。個人的には微妙な下品さが気になったかな。気持ちいい下品とそうでないのがあると思います。そういう意味で中途半端。ヤングがかなりヒットです。すごくかっこいい!
宮崎あおいはPARCOのCMが良かったね。

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ブランシェット
- 2009-02-09 (月)
- 映画
ベンジャミンバトンを初日に。期待通り隅々までとてもよく出来た作品で3時間近い上映時間も全く気にならず。
デビッドフィンチャーファンとしては毒が足らず少々物足りないけれど、やはり作りこみは半端じゃなく、世界をまるごと作ってしまっている感じ。いったいいくらかかっているのか?フィンチャー本人もインタビューで「お金集めが一番大変だった」と語っていました。
ベンジャミンとデイジーがバレエ教室の鏡を前に並ぶシーンで半べそかいた。

とても美しいバレエのシーン。ブラピだけでなくケイト=ブランシェットも10代〜老婆まで。アラフォーで3児の母とは信じられない美しさ。
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ウィンスレット
- 2009-02-09 (月)
- 映画
レボリューショナリーロードを観ました。
理想と現実の間で迷走する夫婦の悲劇。
レオナルドディカプリオとケイトウィンスレットの鬼気迫る縁起は圧巻。
なぜこれがオスカー候補から外れているのか不明。
それにしても日本のプロモーションの仕方はひどいと思う。あれでは観ようと思わない。

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赤鬼さん
- 2009-01-19 (月)
- 映画
「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」観ました。
おぞましくも美しい!隅々まで作り込み、デル=トロ監督の独創性と匙加減が絶妙です!
前作も観よう!

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Donnie Darkoの追記
- 2009-01-14 (水)
- 映画
観てなかった部分が気になったのでドニーダーコ再度観て確認。
※以下ネタバレのため、これから観たいと思っている方は読まずにTSUTAYAへGOっす!

映画館でのウサギとの会話…肝心なところを観ていなかったようです。
あのウサギはフランクの子供だと言った。ドニーが死なない未来ではドニーがフランクを殺してしまうため自分が存在しないことになってしまう。それを変えるために未来からやってきた。しかし過去に未来の人間が露骨に介入してはならない(できない)ため、ドニーが自ら死ぬ世界を選ぶように導く。ドニーの夢遊癖を利用して。ウサギに従うとドニーにとっても良いことが起こるが、多くの(おそらく全て)事象は結果的にドニーが過去へ戻り死ぬ世界を選択するために必要な事。整理してみると案外べたな設定ですが、美しいのはドニーが貶められて死んじゃいましたというスリラーではなく、最終的にドニーは運命を悟り自ら死を選ぶという所。彼女は最初ドニーにまるでヒーローだと言っていた。フランクは姉と付き合っていたようなのでウサギは事実上ドニーの甥。エンジンを落とさなければ母と妹の飛行機が墜ちた?全てのシーンに両面の意味があるところも徹底した2元志向で面白いね。
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Donnie Darko
- 2009-01-13 (火)
- 映画
ドニーダーコをDVDで鑑賞。
作品をよく知らなかったので軽い気持ちで観たらかなり面白かった。
難解だと言われているようですが、よくありがちな観客を騙すような撮り方でなく、この難解な脚本にしては極力わかりやすく撮られているようなところにも好感が持てる。カメラワークも遊んでておもしろい。続編やるそうですよ。
ドニーダーコ
2001年/リチャード・ケリー監督
以下ネタバレのため、これから観たいと思っている方は読まずにTSUTAYAへGOっす!

いろんな解釈がされているようですが、個人的な解釈…
28日間となんたら…のリミットはジェットエンジンが時空を超えたパラドックスにより、ドニーが生きている世界とドニーが死んでいる世界が同時に存在している期間であり、時間が来たらにいずれかの世界へ収束しなければならない。(ジェットエンジンが落下する時以降は双方の世界が両立し得ないため)その間にドニーは生きていた場合の世界への影響を確認していく、つまり自分がいると皆に迷惑や災いをもたらしてしまうという事を確かめ最終的には自分が居ない未来を選んだかにみられる。
しかしそもそもそれはドニーに死ぬ未来を受け入れさせるためにあのウサギが誘導していっただけであり、はじめからドニーを犠牲として世界を救うために訪れた運命の使者だったとしたほうが腑に落ちる。ただし死に神的なキャラというよりは運命というか“世界の意思”を視覚化したような象徴として。むしろドニーが周りの人に災いをもたらす「死に神」だという隠喩でハロウィンパーティ時ドニーはガイコツ柄の服を着てた。おそらくウサギはアリスへのオマージュかと。アリスは時間を気にするウサギに導かれ地下へ墜ちパラドクスを彷徨うし。(ドニーは最期、老婆の家の地下室を目指す)
老婆への手紙が永遠に届かないというのもドニーが老婆に手紙を書くことができないと言うことだろう。
二つの反する状態が共存するメタファーとして大統領選を使うところとかもわかりやすくていいですね。
この世界はあらゆる可能性の世界の消失によってしか存在しえないということだろうが、パラレルワールドの記憶片がデジャブのように人々に垣間見えるラストがとても後味を良くしていたと思う。この監督凄い。
もう一回観たらもっとスッキリするような気がする。
一部飛ばしたところとか、あの太った中国人とか、彼女の親の話とかいろいろ細かいところの辻褄が気になるし。
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THE MIST
- 2009-01-11 (日)
- 映画
をようやく観た。賛否両論は当然ですがもしこれを旧年中に観ていたらこれが年間1位かも。
ダラボンの見事なまでの夢の無さ。(いやむしろあるからこその冷徹さ?)
個人的には終盤の○○で○○な○○に気付いて○○するところがかなり○○。
※ネタバレ防止のために一応自主規制


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「個体が造りあげたものもまた、その個体同様に遺伝子の表現型」
- 2009-01-09 (金)
- 映画
ドーキンスの引用。
「ダイアログっていうものをドラマに従属させるんじゃなくて、映画のディテールの一部にしたかったというのが動機です。〜中略〜ドラマといったん切り離したときに言葉は映画のなかでディテールになる。可能であれば100%引用で成立させたかった。古典に関してはほぼそのまま引用しました。世阿弥とかね。様々なレベルで、言葉を機能させたかった。...」
(押井守インタビュー:Innocence/キャラクター自身の台詞にしないのは?)
“無限の引用、模倣、複製で構成されている”と言える現代社会そのものへの願望のよう。

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2008の映画
- 2009-01-03 (土)
- 映画
去年はかなり当たり年だったと思います。
あんまり劇場で多く観られなかったのですが個人的にハズレはほとんど無かったです。
傑作が多く迷いますが敢えて一位は…

アイアンマン
あまり期待せずみたら、かなり面白く秀逸!原作知らなくても平気。ロバートダウニーJr、グウィネスパルトローのキャスティングも完璧。マンガっぽいストーリーと思いきや、リアルで笑えないアメリカの軍事事情が目白押し。
で、

The Dark Knight
これは傑作です。重いけど。
興味深かったのは、バットマンは先端技術と権力、財力を駆使して何でも出来る大富豪(終いには携帯の傍受までする)つまり近代的な力の象徴であるのに対し、ジョーカーはお金にもテクノロジーにも頼らず全てを発想と実行力で凌駕する。原始的で「純粋」の象徴であり、子供のそれそのもの。言わば人間の理性と本能の終わらない闘争劇であり、やはり理性は理屈の通用しない本能には完全には勝てない。近代社会が抱える葛藤の縮図。オスカー必至!!

崖の上のポニョ
空前絶後の宮崎作画が全開のハードコアムービー。
個人的にはあんな辻褄合わせなどせずに海の向こうに投げっぱなしでも良かったかなー。

There will be blood
これも傑作!重いけど。
ダニエル=デイ=ルイスの超人的演技はもちろん、ポール=ダノのそれに負けない怪演も見事。撮影も素晴らしいし、音楽はかなりキてます。一人の男の欲望と愛憎に満ちた壮絶な半生を2時間半で大放出。

おろち
いやーおろちがこんな形で実写化されるとは思いませんでした。楳図ファンの期待を裏切らない見事な映像化。
ちなみにあかんぼ少女も観たけどこっちはちゃんとB級でした。

インディジョーンズ クリスタルスカルの冒険
面白い!スピルバーグ節が連発でシリーズファンにはたまりません。
ロズウェル事件からマヤ文明、オーパーツからリサ=ランドールまで飛躍する超新説!最高っす!!

Wanted
期待しすぎて肩すかし。ノリで作りすぎてて支離滅裂でしたw。ジョリーの見せ場も意外と少ないし。
軽いキモチで観ればおもろいかと。モーガンフリーマンの顔とか最高です。
ハプニングもトロピックサンダーも見逃したし、ミストもまだ。エグザイル絆も観たかった!
WALL・Eとレッドクリフは…まいっかw
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