- 2010-02-09 (火)
- 映画

ラース・フォン・トリアー監督の「マンダレイ」を見ました。「アメリカ合衆国 - 機会の土地」三部作の2作目。前作ドッグヴィルが大好きなのでずっと見たかったのですが、ようやく。前作に続き、床に線と説明を描いた舞台で演じられる手法で撮られ、これはおそらく一部リアリティを欠落させることで、観ている人の感情移入を妨げ客観的に物語を捉えるような狙いだろう。
今回は奴隷制度の残る土地を舞台に自由主義や平等を強要する事や集団の愚かさ、滑稽さが描かれる。
同時に「ブッシュ政権に代表されるイスラム地域への身勝手な介入」を痛烈に風刺しており、マフィアのボス(ウィレム・デフォー!)の一人娘、主人公グレースに「強者が良かれと思って行使する浅はかな自由の押しつけ」が象徴されているのが非常に面白い。

今回グレース役を引き継いだ(前作はニコール・キッドマン)ブライス・ダラス・ハワード(ヴィレッジ、レディ・イン・ザ・ウォーターの娘)は強気な中に幼さも残り役にぴったり。
立派な名前だと思ったらロン・ハワードの娘だそうです。
ちなみに、トリアーのアメリカ三部作の最終章「Wasington」は無期限延期となったそうです。何故!!
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