「武」ろぐ

Manderlay

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ラース・フォン・トリアー監督の「マンダレイ」を見ました。「アメリカ合衆国 - 機会の土地」三部作の2作目。前作ドッグヴィルが大好きなのでずっと見たかったのですが、ようやく。前作に続き、床に線と説明を描いた舞台で演じられる手法で撮られ、これはおそらく一部リアリティを欠落させることで、観ている人の感情移入を妨げ客観的に物語を捉えるような狙いだろう。

今回は奴隷制度の残る土地を舞台に自由主義や平等を強要する事や集団の愚かさ、滑稽さが描かれる。
同時に「ブッシュ政権に代表されるイスラム地域への身勝手な介入」を痛烈に風刺しており、マフィアのボス(ウィレム・デフォー!)の一人娘、主人公グレースに「強者が良かれと思って行使する浅はかな自由の押しつけ」が象徴されているのが非常に面白い。

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今回グレース役を引き継いだ(前作はニコール・キッドマン)ブライス・ダラス・ハワード(ヴィレッジ、レディ・イン・ザ・ウォーターの娘)は強気な中に幼さも残り役にぴったり。
立派な名前だと思ったらロン・ハワードの娘だそうです。

ちなみに、トリアーのアメリカ三部作の最終章「Wasington」は無期限延期となったそうです。何故!!

NEW AREA

大沢ボルダー公開イベントに参加してきました。
都内でこんなに質の高いエリアが新たに公開されるなんて本当に素晴らしい!
公開準備に尽力された方々に心より感謝します。

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PARANORMAL ACTIVITY

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「パラノーマル・アクティビティ」公式サイト

135万円という超低予算、監督自宅で撮影、役者は友人で。
モキュメンタリー(Mockumentary)というのは単に手法に過ぎず、
限定された条件下でいかに人を惹きつける映像を撮るかというのはこの監督の力量そのもの。

若き日のスピルバーグが撮った「激突!」を彷彿とさせる。

実際には複数用意されていたという他の結末も是非観たい。

宇宙戦争

トム兄最高!
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久々にスピルバーグの演出力を見せつけられた作品。「日本の怪獣映画に敬意を表して」と言っているそうですが、随所にそれを彷彿とさせるカットも多い。CG満載の映像作品ですが、とてもシンプルな手法と工夫で「ディザスターってのはこう撮るんだよ」と言わんばかりの模範的な演出は流石(冒頭僅かで登場人物の背景を伝えるなどは匠の技)。とくに今回は窓や鏡を多様していて面白い。割れたガラス越しのカットが何度も出てきたのが気になったので確認してみたらこんなに!

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稲妻のスロー画像も楽しい!
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ちなみにエンドクレジットにセーラームーンが出てますが観た後そのカットを探すのも一興。


トゥモロー・ワールド(CHILDREN OF MEN)

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埋もれた傑作!!!

「トゥモローワールド」という邦題がひどいのです。原題は「CHILDREN OF MEN」。

圧巻の長回し映像。実際には複雑な撮影を綿密に繰り返し、このために開発した編集ツールで作り上げた映像というからさらに驚く。とにかく中盤の主人公達が襲撃されるシーンとラスト10分近いワンカットの戦闘シーンは間違いなく映画史に残る映像です。

今どきの映画に多用されるクローズアップや無闇なカットをほとんどしておらず、背景の窓の外に見える世界も抜け目なく(というかむしろ執拗に)演出し、圧倒的なリアリティと臨場感で観る者を作品世界に引き込む。特にバスの窓から見える景色はとても重要。中盤何気なく窓の外に見える軍のヘリやラストで上空を過ぎる戦闘機など心憎い。

最後にもう一つ、全編通して光の演出が素晴らしい、随所で象徴的に使われる日光の演出には感動してしまう。

観ていない方は是非とも観て欲しい作品です。



ゼロ年代見逃し作品

様々なゼロ年代ベストが発表される中、多くの作品を見逃している事も明るみに。ということで時間のあるときに見逃し作品を観ています。


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「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」

観た人は「傑作だ!観ろ!!」と豪語する作品をようやく。
傑作でした。脚本といい、絶妙なテーマと演出も秀逸。
子供向けのクレしんでそこまでやるのは…と思ったのは大いなる勘違いでした。
クレしんの劇場作品は子供向けなのではなく、親子向けなのだ。
親たちに希望と真理を半ばゲリラ的に伝えた偉大なるテロル!

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「ウォーリー/WALL・E」

ストーリーやテーマ云々ではなく、終始楽しくて仕方がなかった。
「パクリ」ばかりだという意見も多かったようですが、
名作への敬意に満ちたオマージュも満載。なぜそう感じられないのか?
好みと偏見だけで糾弾する評論家様のセンスを疑う。
汚れを掃除して回るモーが好きです。


さあまだまだあるなあ。

SUPER DRY

ところどころが凍り、苔もサラサラに乾くほど乾燥するピシッと張り詰めた世界。
岩は氷のように冷たい。

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数年ぶりにピンチを触ってみたら出来た。多少なりとも成長してるんだなあ。

御嶽≫RaBとはしごしてあいちゃん送別会をしたものの埼玉に行くだけなのでまたいつでも会えることが判明。

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DARK SIDE

陽が出ないと寒い!とにかく寒い!!
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WARM WINTER

この時期、晴れた休みは外岩です。寒いけど今年は比較的あたたかいなあ。
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UP , AVATAR

年末に観た2作品。

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カールじいさんの空飛ぶ家 ★★★★★
想像をはるかに上回る快作でした。いま誰にでも絶対見た方が良いと推薦できる作品。
特によく練られた脚本は素晴らしい。出来るだけ多くの人に観て欲しい!

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アバター ★★★☆☆
今季最大の大作。200億円とも言われる費用を投じて作られた映像はそれなりに見る価値はある。
CGで描かれた自然がたとえば「EARTH」のような現実の美しい自然の映像に勝るかと言えばもちろん及びもしないが、そんな事を言うのは無粋の極み。むしろCGが苦手とするテーマにあえて挑んでいる姿勢とそれなりに成立しているといえる映像を評価すべき。所々「美しい」と感じてしまうようなシーンもあり、驚いた。

一切ひねりのない古典的な脚本と演出は映画をストーリーで観る人には極めて退屈かも知れない。おそらくジェームスキャメロンには複雑で奇想天外なストーリーを描く気は毛頭無い。タイタニックもそうであったように、徹底的なディテールと世界観を作り上げることで観客に迫ろうとする(特に今回はそれが顕著)。

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以下、個人的な所感を…

・なにはともあれ映像凄い。
・ほぼ侵略国家批判映画。文明否定&自然主義的で宮崎駿イズムが充満。
・青い人たちのモーションがややぎこちなく残念。
・青い人たちにどうしても感情移入しづらい。
・動物達と重機が盛り沢山で最高!!!ダグラム(太陽の牙)やザンジバル(ジオン艦)のようなものがたくさん出てきて楽しい。猛禽類も大好き。
・特に最後の空中大戦シーンは圧巻。ああいう映像はCGでなければ成しえない。

ヴィジュアル系なので観るならスクリーンで。
必ずしも3D上映である必要は無いかと。

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